▼やまさん:
>地方で施工図(サッシ、金属)の外注をやっています。
>長年の固定客との付き合いでほぼ専属状態なんで
>世の中の情勢に疎くなっています。
>
>さて、BIMって進んでいるのでしょうか?
>ここ5年くらい私の所に依頼が来る仕事は、なんだかんだと言って
>「紙ベース」なんですよね。PDFやCADベースの2次元データの設計図で
>施工図作成です。
>スーパーゼネコンもたまにやってますが2次元データなんですよね。
>
>たしかにAutoCADデータ率は上がっている感じもしますが
>資料でもらう、ゼネコンや他業者(鉄骨、外壁、サッシ等)でも
>中小規模の会社はまだまだjw_cadが多いです。
>
>ネットや書籍ではBIMの事は良いことずくめで、結構浸透してきたと書かれているのですが
>実際はどうなんでしょうか?、CAD業界の陰謀かとも思えるのですが
>みなさんBIMの依頼がきたことありますか?
>また、来た場合はどうしますか?
BIMメインで仕事している、元施工図屋です。
大手が多額の費用を投資して施工図もBIMで作成ってのに挑戦していますが、あまりうまく行ったケースはなかったと思います。
やっぱり施工図はなくなりませんし、BIMを普及させるための教育を全職員に行うのは不可能なので、2D図面は生き残ると思います。
また、PCのスペックも結構要求されます。
金物や建具を製作図レベルのLOD(詳細度)で作成することは出来ますが、
全ての建具をその精度で作成すると、データが重くなりすぎます。
(もちろんお金も時間もかかります。)
現状での施工用BIMの使われ方は施工検討・客先へのプレゼン・干渉チェックがメインです。
まだ数年間はこのような状況が続くと思いますが、設計でのBIM活用は今後より活発化していくと思います。